不眠症
不眠症は、なかなか寝つけない、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めてその後眠れないなどの睡眠の問題が続き、日中の生活にも影響が生じている状態です。
一時的に眠れないことは誰にでもありますが、不眠が続くと、日中の眠気や疲労、集中力の低下、気分の不調などにつながることがあります。
主な症状
不眠症では、次のような症状がみられます。
- なかなか寝つけない
- 夜中に何度も目が覚める
- 朝早く目が覚め、その後眠れない
- 十分に眠った感じがしない
- 日中に眠気や疲れを感じる
- 集中しにくい、仕事や勉強がはかどらない
- 眠れるかどうかが気になり、不安になる
診断について
眠れないという症状だけで、すぐに不眠症と診断するわけではありません。
ストレスや生活リズムの乱れのほか、うつ病や不安症などの精神疾患、睡眠時無呼吸症候群やむずむず脚症候群などの睡眠障害、身体疾患、服用している薬、カフェインやアルコールなどが睡眠に影響していることがあります。
そのため診察では、睡眠の状態だけでなく、生活リズム、日中の状態、こころや身体の症状、服薬状況なども確認し、原因を検討します。 必要に応じて、睡眠を専門とする医療機関などへの受診をおすすめすることがあります。
治療について
睡眠や生活リズムを整えること、日中に無理のない身体活動や運動を行うこと、カフェインやアルコールの摂り方を見直すことなどが大切です。また、起床時刻をなるべく一定にする、眠くなってから寝床に入るなど、睡眠に関する習慣を整えていきます。
眠れないことを心配して「早く眠らなければ」と意識しすぎたり、眠れないために長時間寝床で過ごしたりすることが、かえって不眠を長引かせることもあります。慢性的な不眠では、このような眠りに対する考え方や行動を見直す認知行動療法(CBT-I)の考え方も重要です。
症状や背景に応じて薬物療法を検討することもありますが、当院では、依存や乱用につながるおそれのある抗不安薬・睡眠薬(ベンゾジアゼピン受容体作動薬等)は、原則として処方しておりません。代替的な治療法を含めて診療します。
受診を検討されている方へ
寝つけない、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めるなどの状態が続き、日中の眠気や疲労、集中力の低下など、仕事・学校・家庭生活に影響している場合はご相談ください。
18歳以上の方は成人初診、小学生~17歳の方は児童精神科初診からご予約ください。
