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学習障害

学習障害(発達性学習症)は、知的能力が正常であるにもかかわらず、特定の学習スキルに大きな困難を感じる状態です。例えば、読字障害(ディスレクシア)は、文字を正しく読むことや流暢に読むことが難しい状態で、読書や文章の理解に時間がかかります。書字障害(ディスグラフィア)は、正確に文字を書くことが難しく、文字が歪んでしまったり、書くスピードが遅かったりします。算数障害(ディスカリキュリア)は、数の概念や計算の手順を理解するのが難しく、算数の問題を解くのに苦労します。

学習障害の支援には、特別な教育プログラムや個別指導が含まれます。読字障害の場合、特別な教材を使った読みの練習が行われ、書字障害には文字を書く練習やタイピングの練習が役立ちます。算数障害には、視覚的な教材や具体物を使った指導が効果的です。学校では、テストの時間延長や問題の読み上げなどの特別な配慮が行われることがあります。

学習障害は仕事の場面でも影響を及ぼします。書字障害のある人は、報告書やメールの作成に時間がかかり、読字障害のある人は、業務マニュアルや指示書の理解に苦労します。算数障害のある人は、数字を扱う業務で困難を感じることがあります。障害のどの部分が仕事に影響を与えているか事業者と話し合い、双方にとって有益となるよう具体的な合理的配慮を設定していくことが大切となってきます。

医療機関のみではなく、家庭や学校、職場が連携し支援することが大切です。症状により困難を感じることがあれば、お気軽にご相談ください。

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